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新数学人集団(SSS)の時代 ノート5

「近づきつつあるSSS大会」という記事から事実を拾う作業をもう少し続けると、SSSにはいろいろな研究グループが存在したことがわかります。この記事に名前が挙げられているグループは次のとおりです。

 数論グループ
 群論グループ
 確率統計グループ
 数学史グループ
 函数論グループ
 関数方程式グループ

「ドイツびとワイル(1)」という記事を書いている清水先生は数学史グループに所属していたとみてよいと思います。一松先生は函数論グループ、谷山豊さんは数論グループ。矢野健太郎先生は上記のどのグループにも属していないような気がしますが、これらの中から選ぶのであれば群論グループであろうと思われます。会員は全部で何人くらいいたのかとか、どの人がどのグループに所属していたのかという基礎的な事実が、これからおいおい明らかになっていくことを期待したいです。
 この記事を書いたのは清水先生であろうと思って読み進めたところ、「親愛なる清水達雄氏」という言葉に出会いましたので、当初の想定はまちがいでした。
 事実を拾うという観点からすると、「第二回全国数学科学生懇談会迫る」という記事もおもしろい読み物でした。昨年、というのは昭和30年(1955年)のことになりますが、12月11日に都数集の総会があり、そのおりに昭和31年(1956年)に第二回全国数学科学生懇談会を都数集が主催して開催することが決議されたということです。「都数集」というのは都内数学科学生集合の略称で、そのような組織が存在していたことがこれでわかりまあす。ただしSSSとの関係はまだわかりません。3月4日に都内で実行委員会があり、会期は5月3日から6日までと決まりました。
 第一回全国数学科学生懇談会は京都で開催されたことも書かれていますが、主催はやはり都数集だったのかどうか、たぶんそうだったのだろうという感じはありますが、これもまだわかりません。
 巻末に「おしらせ」という小さな記事が出ています。群論グループからのお知らせで、新たに連続群と微分幾何学の勉強会を開くことにしたので、関心のある人たちの参加を希望するというのがお知らせの中味です。指導者は岩堀長慶先生、講師は斉藤正彦、長野正、伊勢幹夫、高橋恒郎という諸先生です。群論グループの所在地は駒場です。

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